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ロシアンルーレットに見る人間の不合理性

突然ですが、みなさんはロシアンルーレットを知っていますか?
そして、体験した事はありますか?

もちろん、私は知っていますが体験したことはありませんし、したくもないです。はい。

ですが、万が一、そういう状況になってしまったら。と、想像してください。

命を賭けたルーレットに使う拳銃は、6連リボルバー。6発の弾が入ってシリンダーがクルクルまわるやつです。そのシリンダーの中に、1つ弾を込め、クルクルクルーと回してどこに弾があるか分からない状態にして引き金を引きます。もちろん、弾が発射される確率は1/6。

ここでひとつ、提案があります。
この、1つの弾丸を、あなたの全財産(または、それ相応の金額)をもって買い取る事ができますが、あなたならどうしますか?
それを支払ってさえくれれば、弾が発射される確率は0/6.つまりゼロ。なんのリスクもなくなります。あなたならどうするでしょう。。。たいていの方は、支払われるのではないでしょうか?
万が一、弾が発射されてしまったら、いくら財産を持っていたとしても何の役にも立たないですもんね。その解答、覚えておいてくださいね。

次、ツイてないあなたは、また、同じような状況に陥ります。。。
今度は、弾を2発込められます。発射される確率は2/6.さっきよりも2倍分が悪いです。。。

さて、またまた提案なのですが、今度も、弾を一発抜くのに、全財産を要求されます。前回支払った方も、その後頑張ってひと財産あるものとして考えてくださいね。安いお金ではないです。
あなたならどうするでしょう?今度は、全財産支払ったとしても、1/6の確率で弾は発射されます。

つまり、支払った所で保証が得られる訳ではなく、確率が半分になる。(助かる確率が2倍になる。)というだけです。いかがですか?答えは出ましたか?

これを読んでいる方には、いろいろなタイプの方がいると思うのですが、多くの方々は、6/2を6/1にするために支払える金額は、1/6を0/6にするために支払える金額より、ずいぶん低くなる傾向にあります。

人間にとって、100%や0%というものの魅力が、不合理なまでにとても大きくなる。という傾向です。

もうちょっとありがちな例で説明すると、

A・あるクライアントとの大型契約が目前だとしましょう。現在は、99%の確率で利益が1億円以上の受注が決まりそうな状態です。これを100%にするために、あと100万円の経費を使うべきかどうか?

B・あるクライアントとの大型契約の可能性があり、現在は60%の確率で利益が1億円以上の受注が決まると思われているのですが、それを61%にするために、100万円の経費を使うべきかどうか?

ほとんどの方は、Aの場合は経費を使い、Bの場合は経費を使わないという選択になるようです。なぜなら、99%と100%は大きく違うと感じられるのですが、60%と61%の違いをしっかりと体感できる程、ほとんどの人間は数字と仲良くないからです。仮に、それが、60%を65%にする。という場合でも、結果はほぼ同じだと思われます。

ここに、期待値の計算を当てはめてみると、利益が1億円の仕事の確度を1%向上させるための経費100万円は、期待値で言うと1です。つまり、使っても使わなくても、計算の根拠に信頼を置いているなら、どっちでも良い事になります。ですが、60%を65%にできる場合の100万円は、期待値が5になる程、コストパフォーマンスの良い仕事(接待かもしれませんが・・・。)ですので、かなり優先して予算をさいてでも行う事であり、使うべき経費だと計算できます。

確率や期待値を扱う場合は、1回1回は運の要素が非常に強く働くため、その場その場の判断に確率計算や期待値計算を用いた所で、必ずしも良い結果になるとは限りません。しっかりと状況を判断し、数学的根拠に基づいて下した判断が、結果、ヤマ勘で下された判断に劣り、良くない結果しか手に入れられない。なんてこともしばしばです。ですが、まったく同じ状況ではなくとも、判断が求められる状況は、生きていれば何度も何度も繰り返されます。そのたびに勘に頼って判断を下している場合より、確率や期待値を検討した上で判断を下している場合の方が、長期的に見て優位に立つ可能性が非常に高い事はあきらかです。いわゆる、大数の法則ってやつです。

損をしたくないなら、数字とは仲良くした方が良さそうです。

久しぶりに、宣伝以外の事を書いたら、長くなってしまいました。。。こんなことを好んで勉強してブログに書く、飲食店プロデューサー(プロデュース会社)ってどうなんでしょうね?

not for sales Incorporated株式会社

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