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相当な富を喪失した2008年でしたね。

2008年も残すところあと少しとなりました。

まだ終わっていませんが、今年1年で喪失した富を、あと数時間で回復できるわけもなく・・・。資本主義経済にとって、残念な結果と言わざるを得ない年となりましたね。

たった1年で、世界の株式時価総額は29兆ドル強(2600兆円)消失し、現在の時価総額は31兆ドル強(2800兆円)とほぼ半減した感じです。

あくまで、株式市場の時価総額の話ですが、これに伴い不動産などの資産価格も目減りしているのは確実で、まぁ、かなり大きな富を失った計算になります。

そりゃぁもう、大騒ぎするのもうなずけますね。

株式市場などの金融資産と言われるものの富は、将来収益を生むという可能性から得られるべき利益を考慮しているとも考えられますので、その、将来価値(利益)が、いったん、所有者(権利者)の手から離れた。というふうにも言えるかと思います。

将来の利益が、誰かのもの。というのは考え方の問題でもあるのですが、
誰かのものになっていない金融資産というのが存在しない以上、そう考えるのが妥当かと思われます。

それが、バブルであろうが、健全な経済成長を土台にしていようが関係なく。

歴史が繰り返すのであれば、また、バブルは起こりますし、経済は成長していく。
そうなれば、
また、金融資産の総額は殖えていくことになります。

つまり、次に世界的に金融資産(富)が殖えて行った時、その資産の名義は「誰?」というのが、資本主義のルールに基づいて生きている我々にとって、気になるところである。と思うのです。

言い方を替えれば、将来利益は神の所有物なのかもしれません。

仮に、2007年末時点と同じくらい将来への期待が金融資産に反映される世の中に戻るとすれば、2008年に消失した29兆ドルは、神様の名義から、ふたたび誰かの名義になります。

富の再分配は、民主主義の法治国家においては、その役割を政府が負うわけですが、

税金との違いは、将来利益は、景気や信用、期待、不安などによって左右され、気持ちひとつで増えたり減ったりするものである。というところです。

税金は、結果です。将来利益は期待によってのみ裏づけされる原型のないものです。
将来利益の再分配が行われるのであれば、、それを上手に捕まえる必要があると考えています。

利益を目的としていない我々、not for sales Incorporated株式会社にとっても、やりたい事をやるための資金は必要ですし、ベンチャー企業が簡単に資本を調達できる環境でもないので、やはり、利益を得ることに対しては、かなりのウエイトがあるのも事実だからです。

時代はより混沌(カオス)の方向へ行く可能性が高いと思います。

生きている時代に文句を言っても始まらないので、この時代をどう乗り切るか?そして、次の時代に何を残すか?を、考えながらがんばりたいと思います。

余談ですが、
日本では、65歳以上の方々の金融資産が800兆円を超えているそうです。2008年にそれがどれだけ目減りしたかは分かりませんが、景気対策代わりに、パーっと使ってみてはいかがですかね?

本年もお世話になりました。

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