今日はちょっとマジメな感じで。
皆様、来年の目標は決まりましたか?
その目標は、人生の目標を狙う上で、とても重要な通過点ですか?
さて、
我々、not for sales Incorporated株式会社も組織として、目標としているものはあります。
ただ、それは非常に到達が困難であり、かつ、明確な答えが存在するようなものでもないので、なかなか苦労しています。それでも、遣り甲斐は感じているのですが。
弊社に、カリスマ性をもった人はいません。(私が気づいていないだけかもしれませんが)また、
弊社の目標に近づくために、カリスマ性が必要だとも思っていません。
ある人は、生まれた時から偉大である。(カリスマ性や資質があるということでしょうか?)
また、ある人は、必要に迫られて偉大になる。
そういう言葉を聴いたことがあります。
とにかく弊社が必要としているのは、個人個人の企業家精神とリーダーシップ。
プロデューサーとして、さまざまな業務の管理にあたる弊社のスタッフにとって重要だと考えられるそれらの資質です。
弊社全体で見た場合には、私が責任者ですので、私のリーダーシップが非常に重要であり、その重責も理解しているつもりです。
また、
私のスタイルは、個人(弊社スタッフ)の企業家精神と能力に大きく依存しているといっても過言ではありません。
個々のプロジェクトにおいては、プロデューサーとして全てを取り仕切る人のリーダーシップによって、その成果は左右されます。
もちろん、最終的な責任は、CEOでもある私に帰っても来ますが。
プロデューサーとしてマネジメントを行う場合に、絶対的に欠かせないのがリーダーシップです。リーダーシップが発揮されたマネジメントは、非常に大きな成果を生むという理念に基づいて、弊社は成り立っているともいえます。
リーダーシップやマネジメントの重要なポイントは、そのプロデューサーの行動や判断によってもたらされる全ての事象に対し、そのプロデューサーに責任がある。というのを認める所から、全てが始まるという所です。
想定外の事が起きたとしても、です。それを想定し、あらかじめ対策を立てておくのが、プロデューサーの仕事だからです。
もちろん、天変地異など、この限りでないものは存在しますが、よほどの事でない限り、マネジメントの失敗に対して、プロデューサーはその全てに責任を負わなければなりません。
難しいのは、想定しうる全ての事に対して、あらかじめ全ての対策を打つと、コストが合わない場合が多い。と言うところです。当然、限られた範囲で無限の可能性を考えるのですから、全てのプロジェクトがそうだともいえます。
そこを、可能性やコスト、残したい利益などなどのバランスを確率や期待値、経験からの勘などにより考慮して、最終的に欲しい結果を手に入れなければならない。
マネジメントという、扱う対象が人であり、モチベーションや意識、体調、能力の全てという複雑な業務であっても、それ責任は変わりません。
利用可能な資源(人的・物的・金銭的)を最大限利用して、最大限の成果をあげることこそが、プロデュースするということですから。
通常の場合、
人的資源を最大限有効活用するのが、最も難しく最も重要なプロデューサーの仕事と言えるかもしれません。
人的資源を有効活用するのが最も難しく、もっとも重要であるにも関わらず、弊社がなぜ、カリスマ性を必要としていないか?についてですが、それは、
カリスマ性を備えたリーダーはそれに頼るので、本当の意味でのリーダーのあげる成果に勝るものではないというのと、
会社として、組織として、
カリスマ性に頼っているようでは、運任せで経営しているようなものなので、存在価値がない。
さらに、組織の現在のリーダーである私が、
リーダーに必要な資質はカリスマ性ではなく、真摯な姿勢、真摯な態度、勤勉。であると信じているからです。
真摯な姿勢でのマネジメントこそ、そのマネジメントの中で働く人々が最高の成果を出す。最初から、そういう最高のものを求めているからこそ、我々の存在意義がある。そう信じています。
その人の立場や能力、個性などを理解するよう勤め、その人が最大限に成果を出せるように裏方に徹し、その人が犯すかもしれない間違いのリスクを容認し、不確定要素も不確定なりに想定し、それらの結果の全てに責任を持ち、全体のバランスを見渡しながら、チームを率いるのがリーダーの役割であり、マネジメントという業務です。
リーダーシップとマネジメントは、表裏一体です。しかも、絶対的な正解はありません。状況にあわせて変化する必要もあります。
ただ、これからビジネスの世界で大きくなって行こうと考えている我々にとって、そういう困難に挑戦することこそ、今、存在する意義があると考えています。
クリエイティブな業務が多い弊社として、クライアント様に、常にプロデュース業務の成果を保証することはできません。未知の領域があるものに関して、全てを保証することは不可能だからです。
ただ、期待される成果を出すために、最大限の努力をすることは約束できます。
また、プロとして、期待していない方向へ向かうような何かを意図的にするようなことは、絶対にない。と誓えなければなりません。
クリエイティブな発想は、すべて人の中から出てきます。それらを集合させ、なんらかの成果を世に送り出す事が、我々not for sales Incorporated株式会社の仕事である以上、最高レベルのリーダーシップやマネジメントが常に求められています。
ビジネスは競争でもあるので、真摯な態度だけで勝てるようなものでもなく、幅広い専門知識や、情報収集力、それらを組み合わせる応用力、何かを掴み取る観察力なども、非常に重要であるのは言うまでもありません。
そして、
not for sales は、「利益を目的としない」という信念に由来しています。
利益は、弊社が組織として存続するための条件であり、目標に近づくための資源として必要としているのであって、目標でも目的でもありません。
弊社は間もなく、三期目の決算を迎えますが、さまざまな面において、目標に近づくための土台の完成に、やっと近づきつつある。という感じです。
まだまだ成長過程の弊社ですが、いっそう精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
not for sales Incorporated株式会社
代表取締役兼CEO 西脇 建治