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  • 飲食店開業までの道のり【開業フロー12:運営(その後)】

    飲食店開業までの道のり【開業フロー12:運営(その後)】です。

    飲食店をオープンさせることは、お金があれば可能です。立地や業態によっては借入を上手く使えば、自己資金100万円でも開業出来ちゃう業種です。なので、いろいろ大変な事はたくさんありますが、難しいものではありません。

    本当に難しいのは、そのお店に投資した資金を回収した上で、さらに余剰となる利益が出せるか?って所です。簡単に言うと、お客さんがたくさん来るかどうか?が、難しい・・・。

    立地や業態を確定した時点で、必要な売上が上がるかどうかは半分くらいは決まっているのですが、裏を返せば、残りの半分は日々の営業努力でなんとかなる!って事でもあります。

    では、具体的にはどのような事に気を配れば良いのでしょうか?運営と一言で言っても、中身の要素は多岐にわたりますが、大きく分けて、お客様に見える部分と見えない部分として考えてみましょう。

    まず大切なのは、もちろんお客様に見える部分。これは目で見えるという意味だけではなく、五感で感じる全ての部分です。それらの全てがトータルして、最終的に支払った金額以上の”満足”を得られたかどうか?が、重要な問題になりますので、お店側としてはその”満足”を、金額以上にする事に労力を使う訳ですね。
    味や提供時間、接客態度、店内の雰囲気(清掃含む)、それらすべてが、最終的にお客様の満足度の向上に貢献しているのか?はたまた、満足度を下げる結果となっているのか?を、しっかりと、お客様目線で管理しつつ、コストバランスを考えながら向上させて行く事が、飲食店の運営そのものだと思います。

    それらをしっかりやった上で、または、やるための土台として、お客様から見えない部分(裏方)も非常に重要になってきます。在庫管理や勤怠管理、資金もしっかり管理して、衛生管理も重要です。無駄を省いて、必要のない人件費などを削減するためのオペレーションやポーション(1人前の材料にあらかじめ切り分けておく事など)に対する管理も大切ですね。

    前者は、いわゆる売上管理。後者はそれ以外の管理全般って感じでしょうか。ですが、厳密な意味において、売上を管理する事などできません。本日のこれから上がるであろう売上を正確に予測できる店舗管理者など存在しませんし、今日が無理なのに今月の売上を管理するとか、土台無理な話です。売上は目標があるだけで、管理するというのはちょっと違う性質のものです。では、今日の売上はただの結果でしかないのか?というと、そんな事はありません。今日の売上目標があるから、何時までにどれくらい販売しておく必要があるとか、何人のシフトで回すべきか?とか、仕入れの材料をどれだけ確保しておくか?とか、そういうものは、本日の売上目標があるから見えてくる要素ですし、現在時点で売上が目標に達成していない場合は、労働力をそこに注力したりすることは可能です。(簡単に言うと、今すぐしなくてよい作業を後回しにして呼び込みに行くとか)なので、売上に関しては、管理しようもないのが実情ですが、他の様々な要素を上手に管理していくために、売上目標を設定してくださいね。って事です。

    つまり、運営とは、売上目標を立てて、他の部分を管理して行くことに他ならないのです。もちろん、日々の業務以外にも、長期的な視点に立った管理(たとえば事故や食中毒のリスク管理、起こらないように管理しつつ、保険に入っておくなど)も必要になって来ますし、時代に合わせて変化していく必要がある場合などもありますので、常に、目の前の事と長期的な事の両方に目を向け、資源を上手に配分して行く必要があります。

    管理できない売上を管理しようとする努力の日々の積み重ねが大切ですよって事です。

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    UPDATE:
  • 飲食店開業までの道のり【開業フロー9.5:メニュー・業者の選定】

    飲食店開業までの道のり【開業フロー9.5:メニュー・業者の選定】です。

    まぁ、順番はあんまり気にしないでください。いずれにせよ、全部やらないとお店にはならないのですから。。。

    さて、メニューや業者の選定について、です。

    どんなメニューが良いか?は、もちろん、業態やお店のコンセプト、イメージによって違いが出て来る訳ですが、そのあたりの話をしてもキリがないので、当たり前の重要なことに焦点を絞りますね。

    まず、なにより大切なのは、
    美味しくてあたりまえ。今の日本において、マズいお店に出会う方が少ないのではないでしょうか?なので、美味しさで差別化を図るというのは、言葉で言うほど簡単ではなく、また、違いの分かりにくいところでもあります。その違いやこだわりが、お客様に伝わっていないとしたら、その違いはないに等しいです。美味しいのは、お金もらって食べ物を提供するのですから当然として、その先の事も考えましょう。
    たとえば、
    早いのも、安いのも、見た目が鮮やかなのでも、こだわりが”感じられる”のも、新しい体験、経験ができるのも、もちろん、”高い”のも、珍しいのも違いになりますし、古い、なども違いかもしれませんね。

    次に、
    お客様が求めているものを提供すべし!つまり、あなたが売りたいものを売るのは自由ですが、あなたが有名シェフでもない限りなかなか簡単には売れないと思います。簡単な例をあげますが、今月に入って、あなたは何度外食しましたか?
    まぁ、正確な回数はさておき、「このお店のこれが食べたい!」と思って行った回数はその内何回くらいでしょうか?対照的に、同僚や友人やご家族、または一人で、とりあえずこんなメニュー食べたいなー。と思ってからお店を選んだ(そのメニューがあって、そこそこ美味しければそれでOK)回数、および、なんとなくお腹が空いたので、お店の前の看板などに誘われて入ったお店と、どっちの方が多いでしょうか?

    よほどのグルメの方でもない限り、後者の方が圧倒的に多いと思います。それはつまり、外食する。という行動において、店舗の選択というのは、そのお店の味がどうしても!というよりは、お客様が食べたいものがあって、それが一定のレベル以上で美味しく、利用金額に応じた利便性のある場所にあれば入店し、注文する。という事になるのではないでしょうか?

    もちろん、売りになるメニューも必要ですし、推したいメニューがあるのは良い事だと思いますが、そこまで考えて飲食店を選ぶ事が、一般の方々の中ではそんなに多い事ではないので、基本的な所をしっかり抑えましょうね。って事です。

    その上でのこだわり。その上での味の追求であって欲しいですね。

    さて、飲食店のメニューにとって切り離せないのが、食材の調達(業者の選定)です。

    ここでも、全部の材料にこだわるとか、全てを完全に無農薬とか、そういうの、難しいと思いますので、たくさんの材料が、電話(FAX・Web)一本で購買かのうな問屋さんは上手に使ってくださいね。メニューに利用している材料のすべてにおいて、仕入れ業者さんをメニュー表に明記したらかなりの分量になりますし、そもそも、一般のお客様はそんなものまで求めてないです。ですが同時に、こだわりの食材を使った料理を食べたいのも事実です。なので、そのメニューの中で目立った材料の1つ2つもってきて、それを伝えるのは良い事だと思われます。

    という事で、食材問屋さんの選定は、自分が使いたいものが充実しているか?価格は納得できるものか?なにかあった時の対応はどうか?というのが、まぁ、当たり前の事ですが、選定基準になるかと思います。探すのは簡単です。グーグル先生に聞いてみれば、あなたのお店に届けてくれる業者さんがすぐに見つかると思いますよ。(地方は難しいかもしれませんが・・・。)

    次に、オリジナリティーある業者さんやサプライヤーさんを探す場合。
    これは、自分のネットワークをフル活用してください。簡単には手に入らない、問屋さんでは扱っていないからこそのオリジナリティーであり、こだわりです。もちろん、弊社のようなコンサル会社を利用するのも良いと思いますし、Webで探して突撃訪問して、卸してもらえるようにお願いするのでもよし。いろいろやり方はあるかと思いますが、基本、足で探すのをお勧めします。
    農家直送、漁港直送など、一般的には出回っていなそうなルートを確保する事で、品質や鮮度、その上、価格まで優位になったりしますので、がんばりたい所ですね。

    なんども言いますが、
    そのこだわりを、上手にお客様に伝える工夫を忘れないようにしましょう。
    伝わっていないこだわりは、ないに等しいですから・・・。

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    UPDATE:
  • 飲食店開業までの道のり【開業フロー11:開店準備】

    飲食店開業までの道のり【開業フロー11:開店準備】です。

    開店準備とひとことで言うと簡単ですが、実際、その内容は多岐にわたります。

    まずは、工事には含まれていない厨房機器類(調理道具)を一式そろえる必要があります。とうぜん、食器類(テイクアウト専門なら包材類)も。さらには、消耗品と言われるような資材も。もちろん、原材料も仕入れないといけませんね。このあたりもしっかりと考えておかないと、引き渡しが終わってすぐに準備!という具合にはなかなかいかないものです。

    と、お金で買う事のできるモノをまずは書き出してみましたが、もちろん開店準備はこれだけにとどまりません。一人だけでお店を切り盛りするなら必要ありませんが、他の誰かに手伝ってもらう(雇用する)場合には、求人から教育までを、お店がオープンするまでに仕上げておかなくてはなりません。だって、お客様はなかなか厳しいですから、新しいお店だから多めに見てくれる部分があったとしても、度が過ぎると二度と来てくれないばかりか、その事をお友達にお話して盛り上がってしまうので・・・。

    そういうソフト面の準備も、お店や道具というハードがそろわないと、全てをできる訳ではないところがツライところですが、お店のルールや、調理に関してのマニュアルは作成しておいた方が無駄が少ないですよね。

    また、実際に販売するとなると、多くの飲食店ではレジを使います。このころには販売する商品やその価格なども決定しておかなければなりませんし、それらを全てレジに登録しておかなければレジはちゃんと使えません。ある程度の事は工事が完了しなくてもできる部分なので、前倒ししてやっておきたいですね。

    他にもいろいろ細かい事はあるにせよ、とりあえず、これで、「いらっしゃいませ!」から、「ありがとうございました!」まで、一通りシミュレーションできるようになりましたかね?OKなら、とりあえず、日々の業務はできそうですが、果たしてそれだけで大丈夫でしょうか?

    お店なんて、やってみなけりゃ分からない。とは言うものの、やるからには計画や目標は必要ですし、管理もしなければ経営とは言えませんね。わからないのは十分承知ですが、それでも、売上目標は初日からちゃんと用意しておいてください。もちろん、月次の目標も。さらには、売れても利益が出なければ意味がないので、原価計算や人件費の管理なども、オープンまでにはしっかりと。棚卸も毎月の事ですので、仕入れ材料のリストは作成しておきましょう。

    まぁ、細かいことを言い出せばきりがないですし、どれだけ準備して計画しても、オープン前やオープン当初がハードなのにはかわりないですけどもね。。。

    お店の家賃が発生している事でしょうから、引き渡し後は、1日でも早くお店をオープンさせたいものですよね。そのためにも、ご準備を怠りなく。

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    UPDATE:
  • 飲食店開業までの道のり【開業フロー10:販促計画】

    飲食店開業までの道のり【開業フロー10:販促計画】です。

    どれだけしっかりとしたお店を、お金をかけて工事したとしても、売上が上がらないなら意味がないどころか、無駄どころか、えらい損です。って事で、今回は販促計画です。

    とは言うものの、売上に関しては、どれだけ綿密に計画したとしてもその通りになるようなものでもなく、完全に計算したり計画したりする事が出来ないのが正直なところです。なら、販促計画ってなんぞや?って話な訳です。

    販促を一言で言うなら、可能性の追求の積み重ね。です。たとえば、広告の話にも通じますが、割引券付きチラシを1枚余分に配布することによって、それを受け取る人が増える可能性を高められますよね。受け取る人が増えれば見てくれる人も増える訳で、来店の可能性も増えれば、売上も増える。すべては可能性の追求とその連鎖です。

    ただ、販促にはもう一方の面もあります。それは、基本的にコストが発生する。という所です。チラシを1枚余分に印刷すれば、もちろん、1枚分余分にコストが発生しますよね?当たりまえです。そこで考えないといけないのは、コストパフォーマンスです。お金(時間も含めて)というひとつの物差しの上に、様々なプランを乗せて検討し、出来る限りコストパフォーマンスの高い形での可能性の追求が求められる訳です。それは、計画的にできますし、計画的にしないといけません。

    たとえば、チラシ1000枚を印刷したら1万円、部数を増やして1万枚印刷したら5万円だとした場合、1枚当たりの単価は、10円:5円になります。もちろん、チラシ1枚が持っているポテンシャルは基本的に同じなので、単価が下がればコストパフォーマンスは向上します。だったら、1万枚印刷するのが一見正しそうですよね?ですが、普通で考えれば分かる通り、それだけのものでもありません。なぜなら、5万円の費用を使わず、チラシ印刷費用を1万円に抑えておけば、4万円残るからです。その4万円で他の事ができます。そういった組み合わせ、何に幾らお金を使うのか?というのも、これまた計画できる範囲ですよね?また、単純化しての話になりますが、チラシの枚数を増やせば増やす程、お店からの距離が遠い方に対してチラシを配布する形になりやすいので、それだけ効果が下がってくる可能性が高いです。そんな事も考慮に入れないといけません。

    つまり、ひとつの販促の方法に対するコストパフォーマンスの面と、さまざまな販促方法の組み合わせによるコストパフォーマンスの面を同時に検討する必要がある。という事です。もちろん、どれだけの予算を販促として投下するのか?というのも重要です。お店の資金の内、販促に利用できる、利用すべき正当な金額など、だれもわからないですが、資金が底を付いたらお店が続けられなくなる。という結果は見えていますから。

    それらを含めて、販促計画として考えましょう。で、そんな事より、効果的な販促の話は?という声も聞こえてきそうなので、少しだけ。。。

    基本的に、割引は極力避けてください。できるだけ、オマケやサービス品のプレゼントで。もちろん、そのオマケやサービス品は、あなたのお店で作成しているもの、あなたが付加価値をつけているもの、です。理由は、基本的には100円値引きすると、お客様は100円得して、あなたのお店から100円がマイナスされます。100円分の商品をサービスすると、お客様は100円分の得をして、あなたのお店からは原価+経費が回収できずマイナスされます。しかしそれは、100円未満であるはずです。でなかったら、あなたのお店は商売できてませんから。
    ただし、100円と100円分には差があります。それがどれくらいか?は、だれも分からないので悩ましい所です。が、そもそも販促の目的は、安いから買うというお客様を増やしたい訳ではなく、お店や商品を気に行っていただいて、定価で購入してくれるお客様を増やす事のはずですから、値引や割引は、この点においてももろ刃の剣となり、あまりお勧めできません。しかも、値引された事を誰かにイチイチ伝える人は、金額次第ですが少数なのに対し、余分なプレゼント(しかも十分な量の)をもらった場合は、誰かに伝える可能性は高くなります。なぜなら、それは余分なモノなので、だれかにあげる可能性が出てくるからです。

    お店の広告を見るより、友人から聞いた情報の方が効果が高いのは、口コミが重要だと言われている理由の一番のポイントですし、それを無駄だと言う人はいないと思います。

    そういった理由から、基本的には割引よりもプレゼントが効果的だというのが分かります。ただ、他店との競争や、なによりもインパクトを!という時には、値引(割引)もやむなしの場合もあるかもしれません。

    あまり長くなりすぎると怒られるので、今日はこのへんにしておきたいと思います。

    UPDATE:
  • 飲食店開業までの道のり【開業フロー9:店舗内装工事】

    突然ですが、店舗開業フローの9番、店舗内装工事についてです。
    以前、 飲食店開業までの道のり【開業フロー8物件契約】を書いたのは、2008.04.19 ですので、かれこれ4年前になりますか・・・。待っていたみなさん、ありがとうございます。

    まっ、そんな人はなかなかいないと思われますが・・・、さて、

    飲食店を出店するには、お金がかかります。それはもう、かかります。で、何にそんなにお金が必要か?というと、そのほとんどが店舗の内装・厨房工事です。通常、工事費と不動産取得費で、出店費用の90%を超えてくるのではないでしょうか?

    もちろん、工事費を出来る限り安く抑えるのも、我々飲食店プロデューサーの仕事でもある訳ですが、それにも限度があります。それなりの材料や備品を購入して、職人さんを何日も拘束して、自分の望む店舗を作成する訳ですから、気軽に考えてはいけません。

    で、節約できる所もいくつかありますが、それでも、材料をケチって節約できる部分は、飲食店の内装を工事する内の、2~3割程度にとどまり、その部分をあとどれだけ安くできるか?って感じになります。

    もちろん、冷蔵庫を1台減らすとか、食器洗浄機を導入しないとか、夏は暑いものだからエアコンなしで!とか、そういうのが問題なければ、まだまだ予算を削る事は可能ですが、そもそも、お店づくりの段階で、どこを向いているのか?って事にもなります。

    お客さんに喜んでいただいて自分が思う売上を獲得し、自分が思う経費の中で運営していくために必要な施設が店舗です。たしかに、食器洗浄機がなくても頑張ればなんとかなります。冷蔵スペースが少し狭くても、仕込みの回数を2倍にすればなんとかなります。ですが、設備に投資するというのは単純にそういう事ではなくて、それも経費として考えないといけないって事でして、自分ががんばるから、とか、アルバイトにがんばってもらうから、とか、そういう次元より、もっと大きな視点で物事を見る必要があるって事です。

    で、そういう長期的な視点をもって必要な設備などを割り出して行くと、やっぱり、結構かかる訳ですな、お金が。もちろん、何度も言っている通り、初期費用は安いに越したことはありません。ですが、考えないといけないのは、長期的な視点も加味した上での費用対効果であり、その中で、最大限無駄のない、最安値を狙わないといけないですよ。って事です。

    注意点としては、
    たとえば、工事に1000万円必要だとなった場合、一般的な飲食店の場合その内の半分(500万円)は、いわゆる設備工事にあたる部分でして、もっと細かく言うと、電気・水道・ガス・空調・厨房にもっていかれる部分です。水が必要な所には水は引かなければなりませんし、電気が必要な場所には、電気をひかなくてはなりません。それもすべて工事費用がかかります。って事で、安くするにも限度がある訳です。もちろん、同じ工事でも高い見積りを出す業者さんもいれば安い見積りを出す業者さんもいます。ここで難しいのは、安ければ良いってものでもない。って所です。

    たとえば、業者Aが1000万円、業者Bが950万円の見積りを同じ図面を元に提出してきたとして、まず、両方とも信頼のおける業者さんなら安い方を選べば良いと思いますが、どちらも知らないとなると、果たして、値段だけで選んで良いものでしょうか?たしかに、50万円の差は大きいです。既製品を買うのであれば間違いなく安い方を選びます。ですが、工事して完成させる店舗は既成品ではありません。工事の進行やレベルにも差が出ます。これは、何度も取引している業者さんとの信頼関係の問題なので、初めてお店を出す方などは、避けて通れないリスクとなります。

    また、店舗を工事した際には必ずと言っていいほど追加工事は発生します。それは、業者に問題があるという訳ではなく、図面に慣れていない施主(工事発注者)さんは、図面を見ただけでは全てを把握する事ができないので、工事の進行に応じて、いろいろ新たなご要望が出てくるためです。そういった追加工事を業者Aは安価な価格で施工してくれるのに、業者Bだと、必要以上に高い金額を請求される場合があったり。だって、一旦業者Bに発注したのに、その部分の工事だけ業者Aに発注するとか、普通はしませんし、しても、段取りなどの問題でロスがかなり大きくなりますもんね。

    そういう条件が重なるので、工事業者選びは出来る限り慎重に行う必要があります。見積りの価格だけではなく、担当している方の対応や人柄など、総合的に判断して発注するように気をつけてくださいね。上記の例で言うと、業者Aの担当の方に安心感があって、業者Bの担当の方はとにかく仕事を取りたいだけの感じだったら、業者Aの方にお願いして、業者Bの価格に合わせる、または、近くなるまでがんばってもらう。というのも、ひとつの手段かもしれません。

    初めてお店を持たれる方は、どのようなリスクがあるのか?どうすればリスクを軽減できるか?というのを、価格と共に重要事項として考えていただければと思います。

    店舗デザイン・設計・施工 not for sales Incorporated株式会社

    UPDATE:
  • VIVA LA VIDAビバラビダ(人生万歳)的なカフェバー。

    外神田(末広町)駅から間近の所に、近々、カフェバーがオープンいたします。その名も(Viva la Vida)ビバラビダ。
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    とあるビルの2Fに出来るのですが、階段を上ってドアをあけると、そこには・・・。写真のような印象的な鉄格子が。。。といっても、コンセプトカフェみたいに張り切ったお店という訳でもなく、普通におしゃれなカフェバーですよ。
    せっかくなら、お洒落で格好良いお店の方が良いじゃないですか。

    という事で、突然はじまりました今回のブログですが、現在、お手伝いさせていただいているお店の紹介(工事中)です。

    もちろん、業態開発からお店の設計や工事、ロゴのデザインや事業計画などの部分すべてでからんでおります。プロデュースという言葉はあまり使い心地が良くないので、あくまで、お手伝いです。
    IMG_0113.jpg

    完全な隠れ家になってしまうと、売上あがらないので嫌なのですが、ちょっとした隠れ家としてお客様にご愛顧いただけ、かつ、ちょっと新しいスタイルの提案もしているお店ですので、ぜひ、楽しみにしていただければと思っています。
    長いスタンディングカウンターの奥には、開けた空間も。どちらも自由に使っていただけるお店です。
    メニューなどの詳細は、またあらためてご紹介させていただきますが、一回来たら、お友達を誘って何度も来たくなるお店になる事でしょう。
    ホームページも、近日中にアップします。
    って事で、よろしくお願いします。
    not for sales Incorporated株式会社

    UPDATE:
  • 唐揚兄弟(大阪千日前)オープン!(間近。。。)

    唐揚兄弟(からあげきょうだい) KARAAGE-BROS.
    地下鉄千日前線・堺筋線「日本橋駅」10番出口から徒歩2分バス停「日本橋一丁目」下車目の前


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      http://www.karaage-bros.com/

    3月8日(木曜日)、大阪千日前通り沿い、黒門市場付近にオープン!
    美味しいので、ぜひ。

    UPDATE:
  • 唐揚兄弟(からあげきょうだい)始動!

    唐揚兄弟(からあげきょうだい)
    大阪市中央区日本橋1-17-22    TEL&FAX 06-6647-6262


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    WEB : 鋭意制作中。。。

    ついに、この日がやってまいりました。
    ついに、このロゴマークを公開する日がやってまいりました。
    詳しいご説明は、また改めてさせていただきますが、
    唐揚兄弟、間もなく始動します!揚げて、揚げて、揚げまくります!

    よろしくお願い申し上げます!

    UPDATE:
  • プロデュースのやり方

    さて、弊社のプロデュース業務についてのお話ですが、基本的にはケースバイケースで、お客様(クライアント様)のご要望にお応えする感じになっているのですが、それだと伝わらない部分もあるかと思いますので、簡単にご説明を。

    お客様やクライアント様によって、扱っている商品やサービス、また、ターゲットとなる客層など、ほんとうにそれぞれあるかと思いますが、B to C、つまりエンドユーザー様が顧客になる場合には、その方々が何を求め、購買の際に何と比較し、なにによって満足度を高めるのか?という部分を追求していく作業は、どの業界もさほど変わらないと思っております。

    ・なんらかのコストを削減するのか?(節約)
    ・なんらかの時間を削減するのか?(便利)
    ・専門性の高さにより、有益な情報を提供するのか?
    ・単純に、美味しいのか?格好良いのか?楽しいのか?

    もちろん、どれか一つという訳ではなく、様々な要素が複合されている場合もたくさんあるかと思います。とは言うものの、そういう顧客の購買行動や意思決定や趣向や傾向などの部分を、まず理解し、分析し、学習したものをベースに、弊社のお客様やクライアント様が提供したい、または得意としている分野の商品やサービスを、いかに顧客の手元に届けるか?というのを、一緒になって考えて、狙うポジションや、投下可能な予算や、時間的なコストなどのバランスを考慮し、必要な部分は制作したり、必要なサポーター(業者)さんを紹介したり、進行を管理したり、コストを削減したりするようなお仕事だと思っています。

    弊社のクライアント様には、たとえば1つ130円の蒸しぱんを、気軽な感じで購入していただけるように販売されている方もいらっしゃいますし、何千万円もする高額な不動産をエンドユーザーの方に販売されている会社さんもいたりします。蒸しぱんなら、何度も買って頂くために!と、いろいろ考える必要がありますし、不動産の場合は、一生に何度もない買い物のお手伝いを、弊社のクライアント様に御依頼いただき、最終的に満足行く物件を購入していただくためには?という事を考えないといけないので、ずいぶん差があるように感じますが、平たく言えば、顧客の購買行動や意思決定をより深く理解していれば、選択される可能性を向上させることが可能だと思っております。

    マーケティングの用語でAIDAやAIDMAモデルとか言うのがありまして、詳しくはWikiって頂きたいのですが、

    Attention(注意)
    Interest(関心)
    Desire(欲求)
    Memory(記憶)
    Action(行動)

    というのがありまして、当然なのですが、上から順番に起こって行く訳ですが、デザインって、どの段階においても重要だと思う訳です。なので、しっかりとした戦略に基づいて、ターゲットをしっかりと見定めた上で、ターゲットとのアクセスポイントを考慮し、限られた予算の範囲内で、出来る限りコストパフォーマンスの高い提案をしていく。ただ、格好良いデザインを追求するというのではなく、効果のある、結果の出るデザイン、結果につながる戦略を、お客様といっしょに考えて行きたいと思っております。

    お客様、クライアント様、引き続きよろしくお願いします。
    not for sales Incorporated株式会社

    UPDATE:
  • 読書をしなくて良いほどの時間がない。。。

    私は、成功する秘訣とか、裏技とか知りません。

    飲食店開業の専門校へ行って、えらそうに講義したり、お金をいただいて飲食店(既存・新規)のコンサルティングもしていますが、必ず成功する方法を知っている訳ではありません。なので、もし、それをご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ、私に教えてください。

    にもかかわらず、なぜ講義したり、コンサルタントとして仕事ができているのか?と、申しますと、単純に、たくさんの方々の意見や、自分の経験や、そしてなによりも、本を読んで得た情報の合わせ技的な、知識の集約に依る所が大きいです。

    それらのすべては、確実に成功するノウハウではなく、一般的な状況、またはケースに応じての対策などを施し、成功の可能性を高める施策。という感じです。どのような状況でも、ビジネスであれば要因の全てを完全に把握するのは無理だと思うのですが、重要なポイントをピックアップして、コスト(主に、お金と時間)に対してパフォーマンスが大きく、実践可能な”行動”を提案する。という感じです。

    あくまで、可能性の追求なので、失敗する事もたくさんありますが、それでも、もしそのコストが微々たるものであれば、追求しない手はないと思いますし、そういうものの積み重ねで、可能性を1%ずつでも向上する事ができれば、これはしめたものかと。

    そんな感じで捉えております。なので、私には”読書”による知識の吸収が欠かせず、聞いた話と自分の経験からだけでそのレベルに持って行くには、あまりにも時間が足らな過ぎると思っています。

    100人の方の知識や経験の集大成をじっくり聞く、しかも、それぞれの分野の1級の、となると、10年かかっても100万円出してもかなり難しいと思うのですが、これが本だと、1冊2000円でも20万円で、そして、1週間に1冊のペースで読んだとしても、2年もかからず、しかも、自分の都合の良い時に知識を吸収できる訳です。

    もちろん、仕事などが忙しくて、読書する時間がなかなか取れない状況もあるかもしれませんが、それでもなお、読書の時間を取るようにしないと、そうやって知識を得ている方々に遅れを取りまくる感じがしてなりませんので、帰宅が夜中の1時でも、基本的には読書するようにしています。

    という事で、成功する秘訣というものがあり、それが何かと聞かれたら、私は迷わず”読書する事”と答えると思います。

    とは言うものの、結構偏りがあるんですけどね、読んでいる本の種類には。まぁ、興味ある分野を追求する方がモノ覚えが良いので、良いのではないかな?と。

    UPDATE:

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