久しぶりに、愛読書のひとつを手に取りました。
もう、何度読んだかわかりませんが、読むたびに、考えさせられたり、自信をもらったりします。
「仕事の哲学」P.F.ドラッカー著
私は、細かい話を完全にすっ飛ばすと、行き着くところは哲学だと思っています。人間、最後は哲学だ。と。哲学について学ぶのではなく、自身の哲学。という意味です。
こちらの書籍は、ドラッカーの著書の美味しいところ取りで組まれておりまして、形式的には、詩集(ポエム)近いかもしれません。向上心をお持ちの方には、ぜひお勧めの一書です。
ということで、いくつかご紹介を。
・成長の鍵は責任である。自らに責任を持たせる事である。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識するといことである。
・成長に最大の責任をもつものは、本人であって組織ではない。自らと組織を成長させるためには何に集中すべきかを、自ら問わなければならない。
・まず果たすべき責任は、自らのために最高のものを引き出すことである。人は自らがもつものでしか仕事ができない。しかも、人に信頼され協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。
・自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追及である。そこから充実と自信が生まれる。能力は仕事の質を変えるだけでなく、人間そのものを変えるがゆえに、重大な意味をもつ。
・普通の人であれば、実践的な能力は身につけられる。卓越はできないかもしれない。卓越するには、特別の才能が必要である。だが、成果をあげるには、人並みの能力があれば十分である。
・自ら成果をあげるということは、ひとつの革命である。前例のないまったく新しい種類の事が要求される。あたかも、組織のトップであるかのように考え、行動することが要求される。
・習得することができず、もともと持っていなければならない資質がある。他から得る事ができず、どうしても身につけておかなければならない資質がある。それは、才能ではなく真摯さである。
とまぁ、こんな短いフレーズで構成されている本な訳です。
今度、僕も話しをするアントレプレナーMBAセミナーにて、これ、使おう!って思っているフレーズをひとつ。
・たくさんの選択肢を前にした者が答えるべきもんだいは、「何をしたら良いか?」ではなく、「自らを使って、何を成し遂げたいか?」である。
まっ、今日のところはこのへんで。
8/4の夜は、ぜひ明けておいてくださいね。