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めずらしく個人的な話から、職人というか、匠の眼とかの話

会社を始めてから、趣味は「仕事」となっている私ですが、前まではいろいろやってました。と言っても、どれもアサイー(http://r.gnavi.co.jp/b286100/menu2.htm)ので、何か新しい発見があったわけではないのですが、その中のひとつで、「違い」というのを知ることができたので、そのお話を。

その趣味というのは、「ビリヤード」です。まぁ、別に上手いわけではないのですが、好きなのでそれなりに突けます。

ビリヤードをされない方も読んでいると思うので、できるだけマニアックな表現は避けようと思います。クッションにあたって反射したり、玉と玉とがあたって散ったりしながらゲームを進めていくわけですが、ある程度突けるようになってくると、玉にヒネリを入れるようになります。白い玉の真ん中をつかず、少し撞点をずらしたりするわけです。

ややこしくなりそうですが、簡単な話に戻すと、玉に左右の回転がかかったままクッションにあたり弾かれると、入射角=反射角というセオリーが崩れます。

そういうのを計算しながら、玉を突くという作業を繰り返しながら、ゲームを進めていくのがビリヤードなのですが、正直、私の場合は「勘」で突いてます。
もちろん、ビリヤード台には目印があって、計算すればヒネリを入れてもほぼ計算通りの道筋を通るのですが、それも大まかなものでしかありません。やはり、微調整は「勘」にたよることになります。

別の言い方をすると、これから突く玉の軌道をイメージする。という作業を頭の中で行います。

で、なにが言いたいのか?というと、
実際の軌道とイメージする軌道は、練習すればするほど近いものになっていく。また、練習すればするほど、今まで見えていなかったものが見えるようになってくる。見えるというか、感じられる。

どのような職業やゲームでも、素人と上級者の違いは歴然ですが、その違いの大きなポイントは、素人には見えていないものが上級者「プロフェッショナル」には見えている。ということです。

数多くの練習を重ねて、少しずつ「見える」ようになっていくそれは、逆に、見えるようになってから見えなかった時の状態に戻るのは難しく、人に伝えるのは困難なものである。とも言えると思います。

ビリヤードでもなんでも、上級者が素人に「コツ」を教えることは出来るのですが、その「見え方」は教えられず、本人の練習によって体得する以外に道はない。見え方の違いというのは、人から人へ教えられるものではなく、自分の意思で練習して自分の身体に染込ませる必要がある。ということに気づいたという話です。

私がその違いに気づいたのは、ほんとうにふとした瞬間でした。いつものようにビリヤードをしていて、調子よく玉が入っていた時、昔とその時との違いを考えました。

すると、たしかにフォームや知識も上達していたのは事実なのですが、それ以上になんとなく「見えていた」という感覚です。イメージした軌道通りに玉が走る。もちろん、だからと言って全ての玉が入るわけではなく、イメージ通りに行かない場合も数多くあるのですが、それでも、下手な時よりは「見える」ようになっていたことに気づきました。

さぁ、話がつまらなくなってきたところでまとめに入ると、
何事も、自分より上手な人には、自分の見えていないものが見えている。または、違う見方をしている。その見方は、練習によってしか体得できない。ただし、ただ、時間をかければ良いというのではなく、頭も体も使って効果的に練習すれば、それだけ早く体得できる可能性は高くなる。

趣味でも仕事でも、レベルがあがるにつれ、より早く、より正確に。なって行きます。日々、なにかを練習するつもりで生活していれば、ある時、ふと、自分の成長に気づくかもしれません。

私もまだまだ。これからもがんばります。

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