昨日は、少し労働時間の話を書きました。
月に400時間越え働くことは、一般的にみて頑張っている方だと思います。「頑張り」を褒められたり、ストイックさを羨ましがられたりしますが、根本的なところはちょっと違うのかもしれません。(ファミレスの店長さんでもそれくらい、またはそれ以上働いているでしょうし、大手広告代理店とかでも、夜中も電気ついてますもんね。上に行く人間は、多分だれでもそれくらい働いているのだと思います。負けてられません。)
さて、
オーナー社長(大株主であり、経営者)となって、新しい事業を興す。社会に新しい風を吹かせる。そういうのに、現実問題として今後の人生を賭けている場合、本当に賭けているなら、他に時間を使うという選択肢は、自然となくなるのではないでしょうか?
単純に、失敗に終わらせたくないですし、自分の投資したお金と、預かっているお金を、無駄にするつもりもありません。その後の何十年という人生を棒に振るつもりもありません。(預かったお金、借りたお金は返さないといけませんし、次になにかするにも金は必要ですから)
再チャレンジとか、そういうののお世話になりたくないですし、環境が整っているわけでもないし。
週に1回休むと、年間で50日以上休む計算になります。
50日あれば、いくら稼げますか?どれだけの仕事ができますか?1日10時間として、時給1000円で働けば、50万円ですよ。純利で。
50万円程度のキャッシュが用意できずに、ノンバンクやサラ金に頼って自滅する経営者の話や、同程度の不渡りで事業を継続できなくなる話など、零細企業の末路の話は数多く聞きます。
支払いの時になり、毎週休んでいたことを後悔しても、誰も助けてくれません。少なくとも、休みなしで頑張っていたのであれば、それなりにあきらめもつきます。
想像力を働かせると、そういう危機的状況も現実として身近に存在することが分かるので、結果、これだけ働くということになっています。もちろん、倒れたら終わるかもしれません。が、私、体力はあるほうですので。
だって、嫌じゃないですか。33歳で挫折して、10年間借金を返す生活に終われ、残りの5年で貯蓄して、さー、もう一度会社を!って時には、もう、48歳ですよ。そんなに先はないですから。
とても良くしていただいている会社の社長様(弊社とは比べ物にならない大きな会社様ですが)も、「赤字の間は休んでる場合じゃないよ。」とか、「経営者、経営陣は、何かあったときの全責任を負うのだから、会社を離れるまで働き続けないとだめ。」とおっしゃっていて、その会社は基本的に、土日がお休みなのですが、社長様や幹部の方は、土曜日も会社におられることが多いようです。(一部の社員の方は、土曜日にお会いしたこともあります)
おっしゃる通りで、だらだら経営者をするのであれば、他の人に任せた方が良いのかもしれません。
まず、軌道に乗せる。次に、従業員に還元する。それから自分が、満足のいく報酬を取る。
もちろん、取り扱っている商品や、業務内容にもよるのでしょうが、そういうものだと思います。
経営者は孤独ですね。と、他の経営者の方と話したりもします。今の私なら、良き経営者の補佐役やパートナー、部下になれると思います。
ので、好待遇で、だれか雇ってください。よろしくお願いします。