多様性が必要って話を少し。
ひとつの池に、9匹のアヒルがいました。
Aさんが10秒に1回(10g)のエサを、A池点に向かって投げ入れます。
と、同じくして、
Bさんが、20秒に1回(10g)のエサを、B池点に向かって投入。
最初、9匹のアヒルは、混乱の状態になりますが、
次第に、1:2の割合に落ち着き、エサをバランスよくGetするようになります。
A池点に6匹
B池点に3匹
アヒル、1匹1匹は、自分の身を守るべく、最もエサがたくさん取れる場所を探すのですが、競合相手もいる訳で、そして、アヒル同士は基本的にケンカしない(ハト)戦略を用いる種族のため、均等にエサを分け合うような状態に落ち着きます。
まさに、ナッシュ均衡!
アヒルという種で見た場合に、アヒル全体で混合戦略を採用しているともとれる訳です。
アヒルのくせに、ゲーム理論を理解して実践しているとは!しかも、ナッシュ均衡を上手に利用しているとは!
とは言うものの、驚きはないですよね?ありそうな結果ですし。
でも、みんながハト戦略を取るのであれば、自分だけはタカ戦略(攻撃をしかける)インセンティブが働くようなものですが、なかなか、そうはならないようです。
僕なら、タカ戦略採用しちゃうかも。