次の時代のリーダーはどこ?
みたいな話が、出たり出なかったりしますね。皆さんはどこだと思いますか?
私個人としては、やはり「アメリカ」は底力を見せる可能性が高い。と、思っています。
なぜなら、自由だから。
自由こそが、人の可能性を最大限に発揮させる環境だと思うから。です。
たしかに、現在の世界経済の原則は、アメリカ発の金融危機の影響は大きいと思いますし、金融関係に対する規制が緩かった(今思えば)事も、原因だと思います。
まぁ、そういう今までの問題はさておき、今後に目を向けた場合の話です。
例えば、ここ数十年のうち、世界企業と呼べるような大きな会社が数多く生まれたのは、アメリカであり、、ヨーロッパはその人口や資源、資本などの材料は一番そろっているはずなのに、なぜかそうなりません。
起業家が生まれ、活躍する社会環境がない。
というのが主な原因だと思われます。
人々の教育水準の高さにしても、ヨーロッパは群を抜いています。アメリカは高い人は高いですが、低い人は低いです。(人口比率の問題としても、低い人が多いようです)
たしかに、高福祉なヨーロッパ諸国は、ある意味「住みやすい」のかもしれません。
でも、封建的な社会が未だに続いているという見方も否定できません。
格差を容認するか、格差を是正するか?アメリカ式かヨーロッパ式か?
大きく分類すると、そういう観点なのかもしれません。
努力して、結果を出した人を正当に評価しようとすればするほど、格差は広がります。その人たちが生み出した富を分配する方法でしか、格差は縮まらないからです。
努力の結果の富に対し、格差是正の大義名分により、高い税率を課せられたり、なにかの管理下におかれてクリエイティブな発想を出せと言われる環境では、今後の知識社会において、リーダーとなるようなポジションに行けるとは思えませんし、人々が努力するとも思えません。
どちらが正しいか?ではなく、何を求めるか?の違いだと思いますが、
挑戦をしないようになると、文明は簡単に衰退します。それは歴史が物語っています。
次の時代に希望を抱き、挑戦をする人々の集団が、今の文明を築き、今の便利さを与えてくれたと、私は個人的に認識しています。その人たちが夢見た”次の時代”の結果が今であり、安いコストで移動できる交通手段があったり、通信技術があったり、小売店があったり、サービスが受けられたり。
環境は当然考えるべきだとは思いますが、今の便利さを失いたくないと思える”現代”のレベルは、少なくとも維持して次の時代に受け継がなければ、今の時代を生きる”責任”を果たせたとは言えないと考えています。
ということで、ヨーロッパで起業するより、アメリカで起業する方が、起業家にとっては良い環境がありますよ。
という、良く解らない締めで終わりたいと思います。