世の中には、違法とか、脱法とか言うようなビジネスもあります。
というか、違法なのはビジネスではないと思いますが。。。
こんなビジネスはどうでしょう?
ゲーム理論の本に書いてあったものを紹介します。
さてさて、
あなたは予想屋です。
あらかじめ、Aというチームの勝敗を向こう3回にわたってします。
(引き分けはないものとします)
勝ち 勝ち 勝ち
勝ち 負け 負け
勝ち 勝ち 負け
勝ち 負け 勝ち
負け 負け 負け
負け 勝ち 勝ち
負け 勝ち 負け
負け 負け 勝ち
の全部で8通りの勝敗予想ができあがります。(1/2×1/2×1/2)
これを、それぞれ100人の人、合計800人に郵送します。
もちろん、どれかひとつは、3つとも的中しているはずです。
そして、
とあるサッカーの試合(ビッグゲーム)の予想を売りたいと考えています。
その的中されたのを送った人に対し、
「1万円で次の試合の予想を売ります。もし、はずれたら1万円お返しします。」
というオファーを出した場合、かなり高い確率で次の予想が1万円で売れます。
しかも、はずれた場合の返金保証ということで、リスクがないように見えます。
ということで、今回は全員が購入したことにしましょう。
そして、もちろん、半分の人に勝ち、半分の人に負けの予想を送ります。
結果は知りませんが、半分返金しなければなりません。
残りの半分は、当たっているので、購入した人にとっては、
たぶん、1万円以上の価値になったのではないでしょうか?
すると、あなたの手元には、
売上げ100万円 - 返金50万円 - はがき代、郵送コスト
の残額、たぶん、30万円は残せる。と、思います。
こういう商売は詐欺まがい(もしかしたら、違う法律で罰せられるかもしれません)ですし、
お勧めしているのではありません。
ただ、近い仕組みで身近にあるものも世の中には存在しますよー、って話です。
これが、実績の出ているファンドの仕組だったら。(全部ではないですよ)
数多くの商品(ファンド)を用意して、
実績の出ていないものは、次々とつぶして行けば、
何年後かには、すばらしい運用益を達成している商品(ファンド)だけが残ります。
そのファンドが、今後も利益を出せるかどうかは、誰にも分からないというのが実情です。
まぁ、ファンドの全てを否定するわけではありませんが、
だれだって、自分のところの商品を良く見せたいのが、営業マンの当然の真理です。
というところを、ご理解いただければと思います。