ベンチャー企業経営者のひとりごとなのですが、
次の時代から”求められているもの”とは、何でしょうか?
時代に応じて、資源だったり、重工業だったり、ITだったり、そして金融だったり。
IT、金融あたりは、知識という資源。または、人の能力。というものが土台になっているように思います。資源や資産ではなく、仕組みを考えた者が、世界(時代)を制した。という感じですかね。
「ヒト」という資源が重視されるようになってから、まだ、そんなに時間はたっていないと思いますが、次の時代のキーワードとして、「ヒト」というのでは、まだ、アバウト過ぎるのではないかな?と、思っているのです。
とすれば、その「ヒト」が、考えるべき仕組み。次の時代を担う(築いていく)ような、そんなキーワードって何かな?と、考えた場合、その答えは、
「社会システム」ではないかな?と、思っています。
金融そのものは、資本主義の世界からは、もう、切っても切れない存在だと思いますが、ただ、社会に役立てるためのルール整備が出来ていないのではないか?
金融に対して、ルールを制定するという事は、すなわち政治の世界の話ですね。
つまり、次の時代は、国家が提供する社会システムにあるのではないか?
今の金融システムに対し、社会にとって有益となるようなルールを制定し、金融が暴走せず、それでいて社会経済の縁の下の力持ち的存在でいられるような、そういったルールを創り出せる立法機関と、それを実施していける行政機関を持つ国が、次の時代を担うのではないかな?と、思っています。
だとした場合、その国家とはどこでしょうね?