資本の使い方が経営者の腕の見せ所です。
資本主義社会なので。
その場合の資本は、「お金」を意味する場合が多いですが、お金だけじゃないのが、面白くもあり、難しくもあるところです。
「お金」・「ヒト」・「時間」などなどその他資源。
それぞれが干渉しあっていますが、ある程度独立して考えるとして、
経営は、生産性の追求でもあるので、生産的でないものに「資本」を使うのは、経営者としてNGということになります。
経営者がお金を使う場合には、コストパフォーマンスを重視します。
短期・長期のバランスを考えた上で、コストパフォーマンスを最大にしようと努力します。
ヒトを使う場合にはもっと複雑になりますが、
それでも、コストパフォーマンス(大きな概念も含む)を考慮します。それに、長期的に会社にプラスになるように、モチベーションや帰属意識、忠誠度などが含まれていることは言うまでもありません。
そして、時間の使い方ですが、
例えば、社員の勤務中の労働時間の管理というのは、生産性と直結するので熟慮している経営者は多いと思いますが、自身の時間の使い方にいたってはどうでしょう?
ビジネスをしていて、嬉しくない出来事が起こるのは仕方の無い事です。
批判したくなったり、愚痴ったり、争ったり・・・。責任の重い立場にあればあるほど、そういう状況になることは多々あると思います。
でも、
生産性を追及しているはずの「経営者」が、そういう非生産的な事に時間を使うってどうなのでしょう?
もちろん、過去から学んだり、反省したりすることは重要ですが、非生産的なことに時間を使うことは愚かなことであり、やってしまった失敗や、すでにかけてしまったコストなど、すべて織り込んだ上で、「今から何が出来るのか?」というのを考えるのが大切だと思われます。何かを批判したり、足をひっぱたりすることが、嫌な気分を紛らわせているだけだとしたら、無駄な時間の使い方ですし。
生産性を追及するなら、まず自分の時間の使い方を生産的に。
とある書籍に教えられた私の教訓でした。