まずは、3/24の「必勝法の存在するギャンブル」について。
私が知っている限りでは、カードゲームの「ブラックジャック(21で勝つやつ)」に必勝法が存在します。カードカウンティングという手法を使うのですが、簡単に言うと、使用したカードを覚える。という方法です。
ブラックジャック(BJ)というゲームは、通常、2~6デック(1~13×4組=1デック)のカードを使ってプレイするのですが、一回シャッフルし、何回かゲームを続け、残り少なくなるともう一度全部シャッフルする。という流れで進みます。つまり、シャッフルとシャッフルの間で、何回かゲームが繰り返されるのですが、1度使ったカードは、次にシャッフルするまで使用されない。ということになります。
簡単に言うと、2デックのゲームで、2回ハートのAが出たら、次にシャッフルするまでは絶対に出ない。ということになり、同じように、Aが8枚出たら、次にシャッフルするまでは決して出ない。ということが導き出せます。
とうことを、全部覚えるのは大変なので、簡易で手軽な方法や手法を用いて、おおよその残存カードにおけるAの枚数と10のカード(BJでは、10~Kまで全て10としてプレイします)の枚数というか、割合などを導き出し、プレイヤーにとって有利か不利かを見極め、最適な戦略を用いて、最適に近いBETで攻める。つまり、一度使用したカード如何によって、期待値が1を超える場面が訪れていることを知り、その際に掛け金を増やす。また、次のカードを引くかストップするか?の判断基準にも用いて、期待値をUPさせる戦略を取る。
ことにより、期待値が1を超える勝負が出来る=必勝法が存在する。ということになります。
他にも必勝法があるものもあるとは思いますが、長くなるのでとりあえずこれくらいで。
次に、3/25に書いた、ドルオークションについて。です。
まず、Aさんが1円をつけ、次にBさんが2円、Cさんが3円を・・・
Aさん<1円 Bさん<2円 Cさん<3円 ・・・・
そして、
Dさん<10円 Aさん<20円 ・・・
Bさん<50円 Cさん<51円・・・
ちょっと待ってください。。。
ここで「わたし」は、わたしの$1を時価である100円を上回る値段で売れるという状況になりました。
ここらでこのオークションは終わるのでしょうか?
Bさん<55円 Cさん<60円
いえいえ。これくらいでは終わりません。なぜなら、
ここでBさんが終わってしまうと、55円の損、Cさんは40円の得ということになり、Bさんが高い値段をつけない理由がないからです。
しかし、何かおかしいことに気づいていたBさんは、オークションを終わらせるために、
Bさん<100円! と$1の時価である100円と同等の値段を提示しました。
しかししかし・・・、
Cさん<101円!
まだまだオークションは続きます。なぜなら、Bさんが100円の提示をした時点でオークションが終わってしまうと、Cさんは、前回提示の60円を損してしまいます。それよりは、101円を提示して、1円の損で終わらせた方が損が少ないことに気づいていたのです。
このままでは、Bさんは100円損をして$1も手に入らず。という結果になってしまう。
Bさん<102円!(100円の損よりは、2円の損の方が良い)
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このオークションには参加すべきではなかったのです。または、参加者みんなが団結し、最初に1円を代表者が提示して、そこで終了させ、みんなで99円の利益を分配すべきだったのかもしれません。
ある個人が、目先の利益にとらわれて合理的な行動をした結果、共通の利益を破壊してしまう。しかし思慮深く全体のことを考えて行動したとしても、利用されてしまう。まさに、囚人のジレンマと同じです。
気付いたときにドルオークションの中にいることは一番悲惨な状況です。BさんとCさんはいつの間にか対立するという構造の真っ只中でした。もともとはお互いが個人の利益を追求しただけの状況で、お互いが対立する要素はなかったはずなのですが。しかし対立というのはそういうふうに始まることが多いのです。しかも、対立の要素は、ルールの中にしっかりと組み込まれていました。
「 2番目に高い入札をした人は、その入札額だけわたしに払わなければいけません。}
このルールは、1番と2番の価格をつけた者同士を、自動的に対立へと導くルールだったのです。
決まっているルールは守らなければいけませんし、面白くありません。
それだけに、ルールは慎重に吟味する必要があると同時に、ルールを作る、または変える側の人間は、それだけ強大な力を持っているということを示唆しています。
みなさんも、ドルオークションには参加しないように注意しましょうね。