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警察庁のだまされたふり作戦に見るゲーム理論

ヤフーのニュースで、振り込め退治の「だまされたふり」、警察庁が全国展開へ
というのを見たので、ゲーム理論に絡めた考察をしてみようと思います。

この作戦、早くやればよかったのに。っていうのが最初の感想でして、なぜなら、コストはほぼゼロでも効果がある。という、絶対優位の戦略だからです。

例えば、このように宣言して、まったくだまされたふり作戦を実行しなかったとしましょう。

それでも、効果はあります。マスコミに掲載され、このような作戦を警察が取る可能性がある。と、犯人(予備軍)が認識した時点で、一定の抑止力になります。

なぜなら、本当に騙せたのか?騙されたふりをしているか?を、今以上に確かめたり疑ったりするリスクやコストが犯人側にかかる可能性が高いからです。

実際、小規模でもこの作戦を行い、ほんの一部でも逮捕されて、それがまた、マスコミで取り上げられるようになると、ますます犯人側のリスクとコストは上昇することになります。

一方、警察側としては、
小規模であることを限定されない。地域を限定されない。住民を啓発する時期を限定されない。などの工夫により、さらに効果を高めることが可能です。

とまぁ、こんな感じで考察してみましたが、いかがでしょうか?

絶対優位の戦略がある場合には、早く実施するというのが、被害を抑える一番の方法ですし、口先介入とか、経済では情報のリリースが与える影響の大きさというのも理解されているわけですし、もっと先読みしたり、機動的に作戦を行動に移したりするする組織作りが求められているのかもしれません。
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