このあたりから、出店はかなり現実味を帯びてきます。なぜなら、今までの部分は、ほとんどが店舗の「SOFT」に関する部分だったので、ペースを自分で決められる。というポイントがあったのですが、「物件」という、ハードの王様を扱うと、かなりペースが変わってきます。
というのも、物件のオーナーさんは「空き」の状態を出来る限り短くしたいですし、その物件を狙っている「他の業者さん」と競合になったりする場合もあるからです。
契約をすると、家賃が発生する(いつからかは、契約内容次第ですが)わけなので、時間というコストが目に見えるようになります。
物件ありきで、飲食店開業をすすめると、どうしても最終的には物件の条件に左右されてしまう場合が多いので、それまでに、今までの「1~6」を、時間の制約があまりない状況の時に、じっくりと進めることを我々はお勧めしています。
良い物件があったから始める。
もちろん、それは重要ですし、飲食店舗が営業を続けて行く上で、最も重要なのが「立地」と言っても過言ではありません。要因の70%以上は立地で決まると思って間違いないです。飲食業とはそういうものです。
東京の店舗デザイン・飲食店コンサルティング
ただ、良い物件は常にどこかに存在します。それまでの「自分の側のみで出来る準備を怠りなく」という姿勢で、開業準備をすすめる方が、より、理想に近い店舗になるのではないか?と思うのです。
次は、良い物件の探し方などについて書きたいと思います。