こちらのブログで前にも紹介したことのある、エール大学式ゲーム理論の本のタイトルです。
最も効果的(効率的)な方法は何か?みたいな内容のことがいろいろ書かれてあります。
前提は、誰もが自分にとってベストな戦略を取る。というのに基づいて戦略的思考を組み立てる。という感じのものです。
現実世界の難しいところは、それぞれの人の持っている情報に差があることや、情報に対する解釈にその人なりのバイアスがかかるとか、囚人のジレンマのように、「自分だけは」という発想がおこったりするところです。
ビジネスは基本的にWin-Winであるべきですし、もらうお金以上のメリットを提供することが、やはり基本だと思うのですが、最終的な価格交渉になった場合にそれは、ゼロサムゲームとなってしまいます。
コストパフォーマンスを最大限にすると考えれば、支払う方は安ければ安い程良い(享受するメリットが同じであれば)ですし、受注する方は、できるだけ高い金額で受注すべきである。と考えられるからです。
お互いがお互いのビジネスを理解し、相互に長期的な関係を築きたいと考える余裕があれば、もっと原価やコストをオープンにして、無駄な交渉の時間などを減らせるのかもしれませんが、それが正解かどうかはわかりません。
ただ、一部の取引先とそうさせていただいておりますが、非常にスムーズで生産性は高いという結果も出ています。
ゲーム理論で戦略の概要を構築した上で、
勇気と思いやりのバランスを持って吟味し、
ベストだと信じられる行動を取る。
なにごとも、突き詰めていくと「バランス」という言葉に行き着くのは私だけでしょうか?
東京の店舗デザイン・飲食店コンサルティング