先日のブログで、2月が嫌いだということを書きましたが、その2月が早く終わるのは嫌だ。って、何か変だと思いませんか?これって、ちょっとしたジレンマなのでしょうか?
ところで、ジレンマって英語だと知っていましたか?今日はジレンマの代表的なお話です。
***囚人のジレンマ Prisoners’ Dilemma ***
二人は盗難の罪で留置された。
主たる罪状の決定的証拠をつかめないまま当局は二人を、軽い罪で3年の刑とすることにしたのだが、さらに囚人たちに対して悪魔的な取り引きを持ち掛けた。
「もし相棒の罪を証言すれば、相棒は5年の刑とするかわりに、お前は無罪放免にしてやる」
いい話ではないか。が、世の中そんなに甘くはない。
「ただし、もし二人とも証言した場合には二人そろって4年の刑に処する」
損得勘定を表にしてみる
| 私\相棒 | 沈黙(協調) | 証言(裏切) |
| 沈黙(協調) | (私:3年、相:3年) | (私:5年、相:0年(無罪)) |
| 証言(裏切) | (私:0年(無罪)、相:5年) | (私:4年、相:4年) |
二人は別々に独房に入れられていて相談することは許されない。
「私が証言して、相棒が沈黙したとすると私は5年間牢屋にはいるかわりに相棒は無罪放免される」
「相棒が証言したらどうだろう。もし私が黙っていると5年の刑、これはひどい。私も証言すれば4年ですむ」
ということは、相手の行動にかかわらず、自分は証言したほうが(裏切ったほうが)いいいうことになる。
さて、同じ条件を与えられている相棒もきっと同じことを考えるだろう。その結果は上の図の右下「4年の刑」である。
そうほうじっと黙っていれば3年で済んだものが頭をひねったあげくに4年になってしまったのはどうしてだろう?
上の図にしたがって正しく行動したはずなのに。
それでは、やはり沈黙していたほうがよいのか?
相手もそうしてくれればよいが、もし相棒が裏切って証言すれば、自分は最悪の5年の刑である。そんなことできるのか?事前に相談できるきるのであれは「おたがいに黙っていような」と取り決めておいてふたりとも3年ですませることもできるのだが。(まあ、相談したあげくの裏切りというのもあるが)
と、こんな具合に「あらゆる条件において最良の結果になる」ように行動したはずなのに結果はどうもうまくない、というところが「ジレンマ」というゆえんである。