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金融至上主義に対してひとこと物申そうかな。

世界恐慌と言っても良いほどの株価の下落。マーケットの混乱。

為替の円への回避。(円高)

びっくりするぐらいの額のお金が世界中を飛び回り、少しでもリスクの少ないところへと逃げようとしています。

少し前までは、少しでも殖えそうなところを探して、世界中を回っていたのに。

今の経済を円滑に回すためにも、金融のシステムはなくてはならないと思っています。

と同時に、ゼロサムのマネーゲームに成りすぎている感は否めないと思っています。

一定の規模を超えた金融屋さんが、目先の利益を追求しすぎ、儲けに走りすぎると、こんな事態になります。結果論のようで恐縮ですが、こうなることは予想できたと思います。

とある大銀行の頭取の方が、このように述べておられました。
「銀行は儲けに走ってはいけない。あくまで、経済の縁の下の力持ちであるべきである」と。

私としては、その意見に賛成です。very much YES!です。

金融の問題は、それそのものが付加価値をあまり生んでいるわけではない。というところだと考えています。

というのも、一定の金利でお金を貸すサービスは、経済を回す上で不可欠だと考えますが、ようは、そのお金を使う誰かが、例えば企業が、借りたお金以上の付加価値を世の中に提供することにより、借金を返し、自分も儲かる。というのが通常です。

この場合、付加価値を生むのはその企業であり、金融屋さんではない。ということ。(付加価値がゼロだと言っているのではありません)

また、株式にお金を投資した場合も同様です。

その場合でも、付加価値を生むべき責任は、株式を発行している企業側にあると考えられます。

そのような、誰かが付加価値を生むべき責任が明確な場合はまだマシなのですが、では、為替や商品のデリバティブに投資している場合などはどうでしょう?

デリバティブ商品は、基本的にゼロサムです。付加価値は存在しません。(手数料などは別ですが)

そこで動かされるお金が、実経済が生み出せる付加価値以上に膨らむということは、社会にとって、とんでもないリスクであるとも考えられます。

本来的にビジネスとは、社会が便利になるという付加価値を提供することにより、拡大していくべきモデルに基づいています。

しかし、金融の場合はそれを行き過ぎ、金が金を生むという事が当たり前になってしまい、生んだ分の付加価値の提供というビジネスの本質を置き去って、成長してしまった感があります。

私の個人的見解となりますが、
金融屋には、課税や制限についての、他のビジネスとは違う政府による規制と統制が必要だと考えています。

現状のままですと、この、あまり付加価値を生まないビジネスが、世の中でももっとも儲けやすく、最も魅力的なビジネスとして君臨してしまいます。

現実、良い時期にIPOを果たしたベンチャー(ソフト○○○とか楽○とか、サイバー○ー○○○○とかとか)が、株式公開して取得した資金を利用し、金融の方へと乗り出しています。

資本主義のルール、企業の目的(利益を上げる)など、どれを取っても妥当な選択だと思います。そこに、無理に理念だの意義だのを求めるのはお門違いで、縁の下の力持ちになって下さいとお願いするのも的外れです。

だからこそ、政府がそれなりの規制、、それなりの税制など、他ビジネスとは違う扱いをして安定して利益は得られるが、縁の下の力持ちでなければ存在できない。というような、上手なルールを設定する必要があると考えています。

資本主義も極論ですし、共産主義も極論です。

この際、その両方のバランスを追求するという宣言をし、目標を掲げ、ビジョンを明確にして、今年はこれでいきます!間違っていたら修正するけど、目指すのはここです!

みたいな力強さを、オバマさんに期待したいと思います。

世の中は、新しい社会システムを待ち望んでいるように見えます。
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