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  • ロシアンルーレットに見る人間の不合理性

    突然ですが、みなさんはロシアンルーレットを知っていますか?
    そして、体験した事はありますか?

    もちろん、私は知っていますが体験したことはありませんし、したくもないです。はい。

    ですが、万が一、そういう状況になってしまったら。と、想像してください。

    命を賭けたルーレットに使う拳銃は、6連リボルバー。6発の弾が入ってシリンダーがクルクルまわるやつです。そのシリンダーの中に、1つ弾を込め、クルクルクルーと回してどこに弾があるか分からない状態にして引き金を引きます。もちろん、弾が発射される確率は1/6。

    ここでひとつ、提案があります。
    この、1つの弾丸を、あなたの全財産(または、それ相応の金額)をもって買い取る事ができますが、あなたならどうしますか?
    それを支払ってさえくれれば、弾が発射される確率は0/6.つまりゼロ。なんのリスクもなくなります。あなたならどうするでしょう。。。たいていの方は、支払われるのではないでしょうか?
    万が一、弾が発射されてしまったら、いくら財産を持っていたとしても何の役にも立たないですもんね。その解答、覚えておいてくださいね。

    次、ツイてないあなたは、また、同じような状況に陥ります。。。
    今度は、弾を2発込められます。発射される確率は2/6.さっきよりも2倍分が悪いです。。。

    さて、またまた提案なのですが、今度も、弾を一発抜くのに、全財産を要求されます。前回支払った方も、その後頑張ってひと財産あるものとして考えてくださいね。安いお金ではないです。
    あなたならどうするでしょう?今度は、全財産支払ったとしても、1/6の確率で弾は発射されます。

    つまり、支払った所で保証が得られる訳ではなく、確率が半分になる。(助かる確率が2倍になる。)というだけです。いかがですか?答えは出ましたか?

    これを読んでいる方には、いろいろなタイプの方がいると思うのですが、多くの方々は、6/2を6/1にするために支払える金額は、1/6を0/6にするために支払える金額より、ずいぶん低くなる傾向にあります。

    人間にとって、100%や0%というものの魅力が、不合理なまでにとても大きくなる。という傾向です。

    もうちょっとありがちな例で説明すると、

    A・あるクライアントとの大型契約が目前だとしましょう。現在は、99%の確率で利益が1億円以上の受注が決まりそうな状態です。これを100%にするために、あと100万円の経費を使うべきかどうか?

    B・あるクライアントとの大型契約の可能性があり、現在は60%の確率で利益が1億円以上の受注が決まると思われているのですが、それを61%にするために、100万円の経費を使うべきかどうか?

    ほとんどの方は、Aの場合は経費を使い、Bの場合は経費を使わないという選択になるようです。なぜなら、99%と100%は大きく違うと感じられるのですが、60%と61%の違いをしっかりと体感できる程、ほとんどの人間は数字と仲良くないからです。仮に、それが、60%を65%にする。という場合でも、結果はほぼ同じだと思われます。

    ここに、期待値の計算を当てはめてみると、利益が1億円の仕事の確度を1%向上させるための経費100万円は、期待値で言うと1です。つまり、使っても使わなくても、計算の根拠に信頼を置いているなら、どっちでも良い事になります。ですが、60%を65%にできる場合の100万円は、期待値が5になる程、コストパフォーマンスの良い仕事(接待かもしれませんが・・・。)ですので、かなり優先して予算をさいてでも行う事であり、使うべき経費だと計算できます。

    確率や期待値を扱う場合は、1回1回は運の要素が非常に強く働くため、その場その場の判断に確率計算や期待値計算を用いた所で、必ずしも良い結果になるとは限りません。しっかりと状況を判断し、数学的根拠に基づいて下した判断が、結果、ヤマ勘で下された判断に劣り、良くない結果しか手に入れられない。なんてこともしばしばです。ですが、まったく同じ状況ではなくとも、判断が求められる状況は、生きていれば何度も何度も繰り返されます。そのたびに勘に頼って判断を下している場合より、確率や期待値を検討した上で判断を下している場合の方が、長期的に見て優位に立つ可能性が非常に高い事はあきらかです。いわゆる、大数の法則ってやつです。

    損をしたくないなら、数字とは仲良くした方が良さそうです。

    久しぶりに、宣伝以外の事を書いたら、長くなってしまいました。。。こんなことを好んで勉強してブログに書く、飲食店プロデューサー(プロデュース会社)ってどうなんでしょうね?

    not for sales Incorporated株式会社

    UPDATE:
  • 唐揚兄弟(大阪千日前)オープン!(間近。。。)

    唐揚兄弟(からあげきょうだい) KARAAGE-BROS.
    地下鉄千日前線・堺筋線「日本橋駅」10番出口から徒歩2分バス停「日本橋一丁目」下車目の前


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      http://www.karaage-bros.com/

    3月8日(木曜日)、大阪千日前通り沿い、黒門市場付近にオープン!
    美味しいので、ぜひ。

    UPDATE:
  • 唐揚兄弟(からあげきょうだい)始動!

    唐揚兄弟(からあげきょうだい)
    大阪市中央区日本橋1-17-22    TEL&FAX 06-6647-6262


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    WEB : 鋭意制作中。。。

    ついに、この日がやってまいりました。
    ついに、このロゴマークを公開する日がやってまいりました。
    詳しいご説明は、また改めてさせていただきますが、
    唐揚兄弟、間もなく始動します!揚げて、揚げて、揚げまくります!

    よろしくお願い申し上げます!

    UPDATE:
  • あらためてドラッカーを読んでみたり

    たいへんご無沙汰しております。

    大阪に新規出店(ほぼ自社のお店)のため、なにかと忙しくしておりまして・・・。と、まずは言い訳から。こちらのお店の内容は、近日中に御報告いたしますが、とっても大阪は日本橋、千日前通り沿いのなかなかの立地に出店いたします。

    業態やロゴマークなども、近日中にお披露目いたしますので。

    お店の進行状況ですが、工事も90%完了しておりますのでご期待ください!

    さて、タイトルにあるドラッカーについて。
    以前からなのですが、気に入っているフレーズがあって、再読している際に改めてであったので、思い出したように書いてみようかな、と。多分、以前にもこちらのブログに似たような事を書いた記憶はあるのですが、遠い昔の事なので。。。その言葉とは、
    「仕事がすべてではないかもしれない。だが、まず第一に仕事である。」

    ドラッカーが言う仕事は、ビジネスというかお金儲けだけにあてはまる訳ではないです。そのあたりは誤解のなきように。

    って事で、また、近々こちらのブログでお会いしましょう。

    UPDATE:
  • プロデュースのやり方

    さて、弊社のプロデュース業務についてのお話ですが、基本的にはケースバイケースで、お客様(クライアント様)のご要望にお応えする感じになっているのですが、それだと伝わらない部分もあるかと思いますので、簡単にご説明を。

    お客様やクライアント様によって、扱っている商品やサービス、また、ターゲットとなる客層など、ほんとうにそれぞれあるかと思いますが、B to C、つまりエンドユーザー様が顧客になる場合には、その方々が何を求め、購買の際に何と比較し、なにによって満足度を高めるのか?という部分を追求していく作業は、どの業界もさほど変わらないと思っております。

    ・なんらかのコストを削減するのか?(節約)
    ・なんらかの時間を削減するのか?(便利)
    ・専門性の高さにより、有益な情報を提供するのか?
    ・単純に、美味しいのか?格好良いのか?楽しいのか?

    もちろん、どれか一つという訳ではなく、様々な要素が複合されている場合もたくさんあるかと思います。とは言うものの、そういう顧客の購買行動や意思決定や趣向や傾向などの部分を、まず理解し、分析し、学習したものをベースに、弊社のお客様やクライアント様が提供したい、または得意としている分野の商品やサービスを、いかに顧客の手元に届けるか?というのを、一緒になって考えて、狙うポジションや、投下可能な予算や、時間的なコストなどのバランスを考慮し、必要な部分は制作したり、必要なサポーター(業者)さんを紹介したり、進行を管理したり、コストを削減したりするようなお仕事だと思っています。

    弊社のクライアント様には、たとえば1つ130円の蒸しぱんを、気軽な感じで購入していただけるように販売されている方もいらっしゃいますし、何千万円もする高額な不動産をエンドユーザーの方に販売されている会社さんもいたりします。蒸しぱんなら、何度も買って頂くために!と、いろいろ考える必要がありますし、不動産の場合は、一生に何度もない買い物のお手伝いを、弊社のクライアント様に御依頼いただき、最終的に満足行く物件を購入していただくためには?という事を考えないといけないので、ずいぶん差があるように感じますが、平たく言えば、顧客の購買行動や意思決定をより深く理解していれば、選択される可能性を向上させることが可能だと思っております。

    マーケティングの用語でAIDAやAIDMAモデルとか言うのがありまして、詳しくはWikiって頂きたいのですが、

    Attention(注意)
    Interest(関心)
    Desire(欲求)
    Memory(記憶)
    Action(行動)

    というのがありまして、当然なのですが、上から順番に起こって行く訳ですが、デザインって、どの段階においても重要だと思う訳です。なので、しっかりとした戦略に基づいて、ターゲットをしっかりと見定めた上で、ターゲットとのアクセスポイントを考慮し、限られた予算の範囲内で、出来る限りコストパフォーマンスの高い提案をしていく。ただ、格好良いデザインを追求するというのではなく、効果のある、結果の出るデザイン、結果につながる戦略を、お客様といっしょに考えて行きたいと思っております。

    お客様、クライアント様、引き続きよろしくお願いします。
    not for sales Incorporated株式会社

    UPDATE:
  • 必要に迫られての自己紹介その2

    前回に引き続き、自己紹介です。

    前回の内容を必要以上にしっかりと読まれた方は、お気づきかもしれませんが、24歳で現場監督を辞めて、27歳でベンチャー企業に入社するまで、空白の3年間があります。

    簡潔に言うと、社会的には”無職”、通称”プー太郎”でした。

    仕事を辞めた当初はまだ余裕もあったので、海外留学している友人のお宅に3ヶ月以上も滞在させてもらってブラブラしたりもしましたし、基本的には自由になる時間がたくさんあるので、朝から晩まで興味ある本を読み続けたり、それはもう、まさしくぷー太郎でした。もちろん、生きて行かないといけないので、なにかしらお仕事はしていましたよ。倉庫でアルバイトしたり、普通の手堅い最低限の収入を得つつ、安く買って高く売るという、商売じみた事もいろいろやりました。売るものによって、売る場所やターゲットが変わるので、より効率的に売れるようにいろいろ考えて。

    今思えば、その期間で学んだ事はすごくたくさんあるような気がしています。とりあえず、お金がないので、極力お金を使わないようにする方法もそうですし、ちょっとした事から、誰かのニーズを満たす事によってお金を手に入れるアイデアを思いつく重要性とか、リスクやリターンを考えて判断するチカラとか。たくさん失敗もしましたが、それも今となっては良い思いでかと。。。ハードだと言えばハードですし、ゆるいと言えばゆるい3年間でした。面白い話もいくつかありますが、とても会社のブログには書けないので、それはまた、仲良くなった時にでも聞いてくださいな。

    というのが、おおよその設立までの過去の経歴です。そういった過去の経験の上に、コンサルタントとしてなによりも重要な”お客さん”や”消費者”の、意思決定や行動の分析というか理解というか、科学的な根拠による対策というのを学ぶ必要性を感じ、どれだけの本を読んだかわかりませんが、行動経済学とか行動分析学とか、ゲーム理論とか、マーケティングとか、ブランディングとか、プライシングとか、なんとか戦略とかとか、ちょっと飛んでるようにも見えるかもしれませんが、遺伝子の本とか、量子力学の本とか、まぁ、そんな感じの本を読み漁っている訳です。

    今の立場や役割がどうあれ、「知らない事は罪」という言葉をいつも心に置くようにしています。確かに、知らなければ直接損してしまう事はあまりないと思います。というか、損している事に気づかなかったり、それを人のせいにできたりしますもんね。ですが、もし、知っていたら儲けられた、誰かを助けられた、無駄を省けた、他の事に時間を使えた。などという状況は、どれだけ知っていても必ず発生すると思うのです。それらを出来る限り軽減していくための作業が”知る事”だと思っていますので、引き続き、がんばって行きたいと思っちょります。

    とりあえず、簡単な自己紹介としてはそんな所です。

    あと、こちらのブログもそうですが、講師やコンサルタントをしていて気をつけている事は、サカナを与えるのではなく、サカナの釣り方を教える。手法を伝えるのではなく、その手法が良いと思われるにいたった科学的根拠や原因を伝える。手段ではなく、手段を展開できるだけの情報を伝える。応急処置ではなく、より深い問題解決ができる能力を高めるように。と言った感じです。

    そういうのが、役に立つと思うんですよねー。その中身を理解しないで手法だけ講じても、その時しか使えませんが、なぜそれをするのか?を、理解していれば、次回、状況が変わっても、その応用で対応できる可能性が格段に高まると思っています。

    なので、読んでいる方、講義を聞いている方の中には、もっと「すぐに使えるような”やり方”を」という希望もあるかもしれませんが、すこし回り道をして、そのやり方を発見できるための能力を高める事につながると思って、お付き合いいただければと思っております。

    手段は今使えても、すぐに使えなくなってしまう可能性が多いにありますが、理解は、時に間違っている事もあるかもしれませんが、より深くなっていく性質のもので、それが深くなればなるほど、より良いアイデアを思いつく可能性はどこまでも高くなると思います。

    もちろん、時間とのバランスもあるので、私が思う手法や手段をそのまま提案して、そく実践する事もありますが、より効果を継続したり発揮したりするためには、そのやり方がベストだと思っています。

    おっと、今日もずいぶんと長くなってしまいました。ので、このへんでね。

    UPDATE:
  • 自己紹介をしてみます。その1

    突然ですが、自己紹介をしてみます。

    わたくし、not for sales Incorporated株式会社の代表をしております、西脇建治と申します。「けんじ」と読まれる事が多い、というか、「けんじ」としか読まれた事ないのですが、これで「たつじ」と読む事になっていますので、私の事を知っていてなお、けんじだと思っている方は、今日から改めてください。指摘する事に飽きたので、けんじと言われても90%以上の確率で流すようになっています。

    おかげさまで、私が代表を務める弊社も2012年から7期目に突入する事ができました。これもひとえに、弊社のスタッフ一同のガンバリ、そして、お客様(クライアント様)のご厚意のたまものだと感じております。ここであらためて御礼申し上げます候。。。

    さて、思い立った訳ではなく、裏の理由で必要に迫られているので書くことにした”自己紹介”。

    出身地は大阪です。そこで普通に学校に行ってまして、普通に建築の専門学校に通いまして、そして、町の建築屋さんに入社したのが20歳の時です。そちらで4年間ばかり現場監督という仕事をしていました。ようするに、工事の予算や全体の進行を管理しつつ、図面通りに工事を効率的に事故なく進めるというお仕事です。なので、職人とはちょっと違います。現場にいると細かな仕事もたくさんありますし、一通り、職人さんの仕事を見ているので、ある程度の事は自分でできますが、どれひとつ、職人レベルではないという、とても中途半端な技能をここで身につけました。

    まぁ、それはオマケ的な感じでして、ひとつの工事(プロジェクト)の予算や納期などを管理しつつ、たくさんの専門職の方々を入れ替わり立ち替わり使って行き、出来る限り無駄なく進行させ、利益をねん出する。って事は、これはもう、完全にマネジメントな訳です。一般的に言う管理職です。そして、部下にあたる職人の方々は、自分より年上の人がほとんどで、もちろん、父親より上の方もいたりする訳ですが、その人を”使って”仕事を進めて行くというのは初めの内は、なかなか難しかったような記憶が・・・、実はあんまりありません。

    当初より、向いているなー。と、感じていました。もちろん、自分より経験も知識もある年上の職人さんに、ダメ出しされる事もあれば、バカにされる事もありましたが、現場を知る事により、だんだんと自分のやり方で管理できるようになって行きました。

    そして、入社した建築屋さんがそんなに大きな会社でなかった事から、入社して半年もすれば、現場を完全に任せて貰えるようになり、問題なく現場が進行していれば、現場でとりあえず一番偉いという立場を手に入れ、それはもう、自由な感じで仕事をしていたような記憶があります。そんなこんなで、マネジメントという仕事をひとつずつ覚えて行き、鉄骨も鉄筋コンクリートも木造の住宅も、ひとしきりこなした所で、なんとなーく景気が良くなかったので、一区切りという事で、4年間の現場監督生活にピリオドを打ち、晴れて無職の身となりましたとさ。それが24歳のころ。

    次に、会社員になったのが、今も取引先として良くしていただいている、話題のパワーフルーツ、”アサイー"の日本におけるパイオニア的存在の”FRUTA FRUTA”さんです。神戸国際会館に1店舗あるのみで、社長とアルバイトの方数名という、いまから考えるとかなり小規模だった時代に、1人目の社員(店長)として入社し、そこでまた、4年の月日を数えたのでした。
    まさしく、ベンチャーって感じの伸び盛りの会社に、かなり早いタイミングで参画する事ができ、成長過程の会社の様々な場面に立ち会う事が出来て、とても勉強になったと思っています。そしてさらに、ありがたい事に、大手の飲食チェーンの会社様(上場企業)が、店舗をFC展開してくれたおかげで、飲食チェーンのノウハウや利益構造、利益の上げ方、管理の方法など、多数の面で学ばせて頂きました。その時にお世話になった方が、創業当初より弊社の取締役として名を連ねているのは、知る人ぞ知る所です。(2012年の春には、その方との共同事業として、大阪で店舗を出店する事が決まっております。ついに来たぁー!って感じで、すでにワクワクが止まりません。)

    そんなこんなで、大雑把に言うと、飲食と工事と進行管理という、飲食店の開業に必要な要素の大部分をいつの間にやら学んでおり、また、個人的に、経営やマネジメントなど、コンサルティングをするのに役に立つ知識も蓄えていた事から、開業する方々の役に立てるのではないか?と、考えて、起業するに至った訳です。
    同時に、今後の差別化や、起業の戦略として、”デザイン”や”ブランドイメージ”の重要性は、ますます大きく成って行く事も予想しておりましたので、では、デザイン会社も一緒にやってしまおう。という感じで、現在のスタイルによる設立になった訳です。

    という事で、弊社、not for sales Incorporated株式会社は、開業のお手伝いが得意です。その実績づくりとして、飲食の中でも、最も儲かりにくいと思われる”カフェ業態”であるEMPORIOカフェダイニング駒沢通り学芸大学店を自社で開業・運営し、継続する事が、最低限必要だと感じていましたので、当然の事として、店舗も起業と同時にオープンさせ、今もたくさんのお客様にご来店いただいております。人からお金を貰って儲かるノウハウを伝える方が、お店をひとつも持っていないのは、私としては意味が分からない状態なのですが、そういうコンサルタントって意外と多いんですよね。多くは語りませんが、本当に意味不明です・・・。

    あんまり長くなってもナニなので、今日はこのへんで。

    UPDATE:
  • 読書をしなくて良いほどの時間がない。。。

    私は、成功する秘訣とか、裏技とか知りません。

    飲食店開業の専門校へ行って、えらそうに講義したり、お金をいただいて飲食店(既存・新規)のコンサルティングもしていますが、必ず成功する方法を知っている訳ではありません。なので、もし、それをご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ、私に教えてください。

    にもかかわらず、なぜ講義したり、コンサルタントとして仕事ができているのか?と、申しますと、単純に、たくさんの方々の意見や、自分の経験や、そしてなによりも、本を読んで得た情報の合わせ技的な、知識の集約に依る所が大きいです。

    それらのすべては、確実に成功するノウハウではなく、一般的な状況、またはケースに応じての対策などを施し、成功の可能性を高める施策。という感じです。どのような状況でも、ビジネスであれば要因の全てを完全に把握するのは無理だと思うのですが、重要なポイントをピックアップして、コスト(主に、お金と時間)に対してパフォーマンスが大きく、実践可能な”行動”を提案する。という感じです。

    あくまで、可能性の追求なので、失敗する事もたくさんありますが、それでも、もしそのコストが微々たるものであれば、追求しない手はないと思いますし、そういうものの積み重ねで、可能性を1%ずつでも向上する事ができれば、これはしめたものかと。

    そんな感じで捉えております。なので、私には”読書”による知識の吸収が欠かせず、聞いた話と自分の経験からだけでそのレベルに持って行くには、あまりにも時間が足らな過ぎると思っています。

    100人の方の知識や経験の集大成をじっくり聞く、しかも、それぞれの分野の1級の、となると、10年かかっても100万円出してもかなり難しいと思うのですが、これが本だと、1冊2000円でも20万円で、そして、1週間に1冊のペースで読んだとしても、2年もかからず、しかも、自分の都合の良い時に知識を吸収できる訳です。

    もちろん、仕事などが忙しくて、読書する時間がなかなか取れない状況もあるかもしれませんが、それでもなお、読書の時間を取るようにしないと、そうやって知識を得ている方々に遅れを取りまくる感じがしてなりませんので、帰宅が夜中の1時でも、基本的には読書するようにしています。

    という事で、成功する秘訣というものがあり、それが何かと聞かれたら、私は迷わず”読書する事”と答えると思います。

    とは言うものの、結構偏りがあるんですけどね、読んでいる本の種類には。まぁ、興味ある分野を追求する方がモノ覚えが良いので、良いのではないかな?と。

    UPDATE:
  • 利己的な遺伝子と複雑で単純な世界

    2011年も、始まってはや5日目です。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

    私は、相変わらず帰省もせず、ボチボチ作業しつつ、いつもより余裕のある時間を利用していくつか本を読んで過ごしました。いわゆる、年越し本です。

    という事で、読んだ(まだ全部ではないのですが)本のご紹介。
    ひとつは、
    ”複雑で単純な世界”というタイトルの本です。まぁ、内容からして複雑っちゃー複雑なのですが、カオスとフラクタルをどうとらえるか?って感じです。難しい言葉を使って表現するのもなんなので、簡単に言うと、世の中を総合的に理解するための科学と申しましょうか。
    たとえば、
    ドライバーの方ならだれでも思う事なのですが、できれば渋滞は避けたいですよね。でも、それは他のドライバの方々も考えている事でして、他のドライバーの判断や選択が、あなたの選択に影響を与える訳です。

    そういった物事に、何らかの偏りがあったりすれば、その事を理解していれば確率的に予測する事が可能となり、あてずっぽうで判断するより、良い結果を得る事につながりますよね。まぁ、そんな感じです。以前から言っている事ですが、世の中の事をたくさん知った上で、確率やゲーム理論の考え方を導入して判断すると、お得かもよー。って事の一環です。

    で、もうひとつの本は、
    ”利己的な遺伝子”というタイトルの本。こちらは、ある筋ではなかなかのベストセラーのようです。地球上のすべての動植物は遺伝子を次につなげる機械として捉える。って所からスタートします。思想や倫理的にいろいろな考え方があるかと思いますが、生物学的、科学的に見ると、とても的を得ている考え方だと思っていいます。

    利己的という事は、どこまでも自分の利益を追求する。という事です。遺伝子に関しては、自分のコピーを増やす事、次につなげる事が、なによりも自分の利益になるのは明らかです。ここでゲーム理論の考え方が非常にしっくりあてはまる訳です。そして、やや逆説的ではありますが、結果として残っている遺伝子(つまり、自然の淘汰の中で勝ち残った遺伝子)は、良い戦略を取った。と、考える事ができます。

    皆さんも、この考え方に従うなら、遺伝子を運ぶ機械のひとつな訳です。そして、みなさんには意志があります。次になにをするか?何処へ行くか?など、自分で自由に決められます。

    ようするに、遺伝子はカラダに受け継がれた時点で、すでにその戦略を決定し実行するプログラムを機械に組み込み、あとは機械任せになるって事。その戦略が良ければ、自身のコピーは増え、とだえる事なく次の世代に引き継がれ、戦略がマズいと、それができない。

    結果、みなさんのカラダの中にあるたくさんの遺伝子群たちは、長年の淘汰の競争の中で生き残った優れた遺伝子である。と考える事ができます。

    で、ちょっと複雑になるのですが、個人と遺伝子の決定的な違いというのは、個人はあくまで個であるのに対して、遺伝子はコピーそのものも自分自身な訳です。なので、結果的に自分のコピーをたくさん残せるような利他的な戦略があったとしても、それはあくまで”利己的”と考える事ができ、ある意味、大数の法則(確率論)の中で、いかに最大化&長期化するか?というのを終局的な目標と考えると、非常にスムーズに理解できます。

    仮に、人間コピー機があったとして、今のあなたとまったく同じ状態のあなたを完全にコピーできるとしたら、本当のあなたはどっちでしょうか?

    完全にコピーするという事は、記憶もすべてあなたと同じ。という事です。つまり、それはもう、あなた自身に他ならない訳ですが、人間的に考えると、とても理解しがたい状況です。

    遺伝子の場合は、これを、どちらも同時に自分自身として捉えている。という考え方ができるみたいですね。

    もちろん、遺伝子には意志はなく、あくまで、自然淘汰された結果として残っているという状況があるだけで、増やす事も残る事も、目的でもなんでもなく、ただの結果でしかないのかもしれません。たくさんの戦略の中で、現存している遺伝子が採用している戦略が残った。というだけの事。

    あまりにも長くなりすぎるので、今日はこのへんにしておきますが、なにを言いたいのかと申しますと、

    遺伝子の面から、進化や人間を見ると、より深く現在が理解できますよ。って事です。なぜ、私がここに存在するのか?という問いに対し、遺伝子の側から考える事が、もっともしっくり来るようになると、世の中をさらに深く理解している事になるのではないかなぁ?と。

    物事や状況の説明に納得がいく。科学って良いなー。

    UPDATE:
  • あけましておめでとうございます。

    2012年の幕開けです。

    あけましておめでとうございます。
    not for sales Incorporated株式会社は無事、7期目を迎える事ができました。今年もたくさんの方々のお世話になりながら、お世話になった分以上にお返しできるよう頑張って行きたいと思っております。

    仕事をしていれば、楽しい事もあればしんどい事もあると思いますが、それでこその遣り甲斐!という事で。

    すでにスタートしている仕事。まだ見ぬ、これから依頼されるであろう仕事。どちらも全力で取り組んで、たくさんの方々を少しでも笑顔に出来ればと思っておりますので、本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

    not for sales Incorporated株式会社

    UPDATE:

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