商品の企画や開発が3番目ということで、不思議な感覚を持たれている方もいるかもしれませんが、実際の現場では、nfsホームページの開業フロー【1~3】は、どれが最初でもかまいませんし、平行して行うべきものです。というのも、とにかくお店を持ちたい人、自慢の商品を売りたい人、伝えたいことのある人、など、出店の動機も人それぞれだから。といったところでしょうか。
とは言っても、この【商品そのもの】が、非常に重要なことには変わりありません。なぜなら、お客様(消費者)の関心が最も集中する部分であり、基本的な判断基準が「おいしい・おいしくない」に集約されているからです。
「おいしい」や、「おいしくない」は、基本的に主観なので非常に難しいのですが、やはり、レベルであったり、クオリティーであったり、味の面とこだわりの面の両方が、お客様に伝わり、そのお友達にもひろがり。と、なるので、自信を持って出せないと、長く続けることは難しいと思います。
ただし、飲食店側が考えなければいけないのは、味だけではなく、見た目、提供方法、香り、ネーミング、食べ方などの経験、持ち帰れる場合はラッピング、などさまざまです。
そういったことを踏まえた上で、その店の最も売りとなるような、「核商品」の必要性は高いと思います。伝わりやすい、お友達に紹介しやすい、など、「おいしい」以外の部分にも、工夫を凝らして、できる限りお客様を喜ばせるような何かを、商品そのものに組み込んでいければ、オンリーワンの何かが出来上がるのかもしれません。
ただし、職人さんでもない限りは、自分で開発するにもかなり無理がある場合が多いので、よほど得意でない方以外は、専門家の手を借りた方が、結果的に安く良いものが仕上がる場合が多いですね。